1956-11-27 第25回国会 参議院 運輸委員会 第3号
このために先ほど申し上げましたように、積取り比率もまだ過去に比べまして低いのでございます。従って運賃の収入という面も、いわゆる国際収支の改善に寄与するというところまで参っておらないということが言えるのでありまして、外国船をもなお多数用船をいたしております。そういう現状から見ましても日本船腹をすみやかに増強することが今日必要であると考えるのであります。
このために先ほど申し上げましたように、積取り比率もまだ過去に比べまして低いのでございます。従って運賃の収入という面も、いわゆる国際収支の改善に寄与するというところまで参っておらないということが言えるのでありまして、外国船をもなお多数用船をいたしております。そういう現状から見ましても日本船腹をすみやかに増強することが今日必要であると考えるのであります。
それからその次には、積取りの期間でありますが、これは一月から五月の間に積取りを完了するということ。 次は、燻蒸ぶ可能な倉庫の建築の指導をするということ。 それからその次は、オン・デマンド・ミリングの励行。
こういう運賃高の見通しと、更に経済審議庁その他による輸出が相当伸びるという、輸出量が相当増加する、日本船による積取りが増加する、こういう見通しから三十四年度の見込が非常に多い。こういうことでございます。或いは経済審議庁の立てておりますものと多少の狂いがあろうかと思います。そういうのが多少出ております。
先ほどの船腹増加とそれから積取りの量が殖えてないじやないか、こういうことでございますが、これはむしろ今後殖やしまする船の三分の二は定期航路です。定期航路になりますと寄航地が多いということで従つてその船の回転率が少い。それから雑貨につきしましては、これ満船で出るということはございませんですね。
それから日本の輸出入の貨物の日本船による積取り数量をどの標準に求めたいという一つの理想案を掲げてくれば、それも又足りないという結果が出る。けれども日本船が先になつて血の出るような競争を世界の各航路に挑みかかつておることは、これも事実である。
積取りの場合におきましては、毎回はしけから本船に引取ります場合に検査をいたしまして、黄変粒の輸入につきましては特別これが入らないようにいたしまして、現在はほとんど入つておりません。ただ昨年の暮から変色しないで、外形的には見わけのつかない普通の米につきましても菌が存在するということが研究の結果判明いたしましたので、これが措置につきましているく研究いたしたわけであります。
あとは輸送船中の変質でございますが、私どもとしましては、なるべく、米に特別な関心を持つております日本船を使つた方がよいと思いまして、ビルマ積取りには全部日本船を使つております。そして経験のある船によく依頼いたしまして、航海中に天気のよいときにはハッチをあけて空気を通すとか、あるいは水滴がたまるのを米にかからないようにするとか、いろいろ注意を払つて持つて来てくれると思います。
その黄変粒につきましては、入つて参りますともちろん賠償をとりますし、先方の政府に対しましても積取り拒否ができるわけであります。
積取りだけじやない、いろいろなものを全部もらつて、その間に石に幾らの手数料をもらうのだから、結局民間に取扱わしても、政府が取扱つたといつても、実際においては何も違いはない、それが指定商なんですからね。ここに不正があると思うのだが、長官は聞いてもなかなかそこを言わないのだからずるいね。
はたしてそうであるならば、これは国際価格というわけには参らない、いわんやその積取り船舶について相当な制限があるはずであります。
○愛知国務大臣 ただいまのお尋ねは、外貨の割当がなかつたのに積取りに行つたというふうなお尋ねだつたと思いますが、さようなことはないと私は思います。
それも非常な制限がございまして、例えば郵、商で月何船、それから羊毛の積取りも二〇%を超えてはならんと、こういうふうな誠にひどい待遇を押しつけられた。それでも加入を認められないよりも多少よかろうというので、涙を呑んで入つた。ところがその後日本の輸入業者、羊毛工業会その他の、まあそういうところのバツクもあり、最近この濠州航路におきましては、やや妥当なる待遇を受けた。
あるいは売手の関係上その積込みが了しない場合におきましては、また別途の相談をいたすということになつおりますが、われわれといたしましては、毎月大体七万トン程度の配船を予定いたしまして——これは配船でございまして、確実に参るとは申せませんが、できるだけ早期に積取るように配船手配その他を準備いたしておりますので、大体六月末までには積取りが完了できるのではなかろうか、かように考えております。
○東畑参考人 率直に申し上げまして具体的にそのときに農林省出身の職員が船まで行つて立会つたということはなかつたかと考えますが、その後問題になりましてからは、積取りのときにもたしか立会つているようであります。商社の人はもちろん船積みの船のところで見ておりまして、麻袋で揚つて来るものをここで一々検査をする。現にはしけで断つたものもあるように記憶いたします。
○佐多忠隆君 何か私たちの聞いておるのじや、日本船には積取りの荷がなくて非常に困つておる、むしろ遊んでおるのが出て来つつあるというようなことも聞いているんですが、そうだとすると、内地船では運べなくて、やはり飽くまでもアメリカの船で運ばなければ何とかという問題があるのかどうか。その点はどうなんですか。
更にそれに積取りの運搬船等が港内に入つて参りまして、殆んど四重、五重に船が停泊するわけでございます。従つて一朝風波のときには非常な損失ともなりますので、この港は西のほうに相当広い水面を持つておるのでありますが、防波堤がないためその水面に船を留めて置くことができない。
○滿尾委員 外航四百万として、本邦船の積取りを五〇%と押えるというお話でありますが、私はよくわかりませんけれども、五〇%という押え方は非常に低いのではないか。戰前において一番よかつたときはどのくらいの比率を示しましたか。またわが国との貿易関係だけでなく、外国の港と港との間の貿易に参加するわが船腹量というものは、どの程度と将来算定しておるか。
これは單なる希望ではなくて、日本の今後の貿易量を推測して、そのうち外航船腹については、その積取り比率を五〇%というふうな根底に立つてはじき出したのであります。
○甘利政府委員 戰前のわが国の船の積取り比率は、平均六五%ないし七〇%、従つて現在の目標の五〇%は低いのでありますが、しかし従来の国際慣習からいたしまして、相手国が海運国である場合には、輸出入物資の積取り比率を五〇%、相手国が非海運国の場合は六〇%ないし七〇%というふうな例がありますので、われわれとしては戰前の七〇%を望みたいのですが、いろいろな資金面等を考えて、そういう大きな計画を立てても目的達成
運賃同盟に入らぬ以上は、荷物の積取りはできないというのが現状であります。それで日本だけできめることはできない。他の公益事業におきましては、すべて政府が認可する制度になつておりますが、この海運賃、特に遠洋航路の運賃は、運賃同盟できめて行くということに相なつておる次第であります。 なお買船について関連してお話がありましたが、買船は従来終戰後多く行われました。
併し船舶の新造に対してその資金に悩んでおりまする国としましては、成るべく明確な本法の適用を受けて、世界各国がそれぞれとつておりまする措置、同様な立場に日本の海運国力、そうして対外競争力を培養して行きたい、一面においては速かに輸出入物資の五〇%の自国船積取りということを実現したいと念願しておる次第であります。
そうして予定の九〇%積取りの船隊建造を速かならしめたいと考えておる次第であります。
なるべくすみやかに五〇%積取りの目標に到達したい。できるなら今後三年間くらいにしたいということを念願しておるのでありますが、おそらく相当困難じやないかと思うのであります。とにかく二十七年度におきましては、三十万総トンを建造するということにいたしますると、うち油槽船も考慮しまして二十七年度中に支払うべき金額は四百七十二億円に相なる。
これは二十五年度、二十六年度もあるわけでありますが、これは一般の貨物の統計の中に溶け込んでおりましてわけられませんので、二十五年度と六年度には書いてありませんが、二十七年度は、計画といたしまして千八百万ドルぐらいが、いわゆる邦船積取りの金額になるのではないかというふうに想定いたしまして、参考のために数字があげてあるわけでございます。
かくして三、四年の後には、輸入物質の五〇%積取り目標をほぼ達成したい、同時に日本を中心とする基本的な定期航路の整備を完了したいと考えておる次第であります。 次の点について申し述べます。昭和二十七年度の建造計画につきましては、まだ決定を見ておりませんが、私としましては、少くとも三十万総トンの建造を確保したいと考えておる次第であります。